東京国立にある出張訓練WANLOVE代表トレーナー渡辺のコラム集です。
かまい過ぎ?
今回は犬を注目させる事に焦点を置いて見たいと思います。
良くある質問、お悩みで「犬がちっとも見てくれないんです!」というのがあります。コレなんで見ないんでしょうね?
まずはご自分の犬に”オスワリ”を教えた時の事を思い出して見て下さい。
なんらかの方法で犬が座る形になったらすかさずオヤツを渡すなり、思い切り褒めてあげるなりしたのでは無いでしょうか?
理論としてはこれと全く同じで、見てくれる事を強化したいのであれば、その状態が出た時に褒めるなり、オヤツをあげるなりしなければ、”見る(注目する)”という行為は強化されません。これがまずひとつ。
この行動を強化するために”褒める”事が有効に使える状態かどうか?という事も重要です。
良くあるのが、人がかまってあげたい(だっこしたり、撫で回したり、からかったり・・・)時には散々かまって、肝心な時(指示に従った時)には申し訳程度に褒めたり、褒めなかったり、ご褒美もあげたり、あげなかったり・・・。
またかまい過ぎている事の弊害は普段からかまってあげてい過ぎるために、”ここぞ”という時に褒めてあげる事が有効に働かない事が多々ある事です。
つまり、部屋でごろごろしていたり、自分(犬)から飼い主に擦り寄っていけば「そうか!よしよし!」と褒めて(かまって)もらえる状況が常にあると、わざわざ指示に従って褒めてもらおうなどとは微塵も思わなくなり、結果全く人に注目しなくなっていきます。
褒められたい!かまわれたい!の犬の気持ちを伸ばすのは飼い主さんの日頃の接し方次第です。これが良く言われる「かまわれている犬はダメになる」
大きな理由です。
部屋でごろごろしている子をかまうのも、指示に従った事のご褒美としてかまうのも”かまう”という行為自体は同じです。ここまでお読みになった方ならどちらのかまい方が有効に働くのか?もうお解かりでしょう。
犬を可愛いと思う気持ちは誰しも同じだと思います。可愛がりたい!かまいたい!と思ったら「座れ」程度、出来る事でかまいません。指示を出してからかまうのと、何もしないでただかまうのでは大きく違ってきます。
皆さんの目の前のいる子、”可愛がりたい!”と思ったら一言「座れ」の指示を出してからかまってあげて下さい。これだけでも”人の指示に従うのは楽しい!”という感覚を養って行く事に一役買ってくれるハズです。
2004/12/01
posted by 渡辺元規 | 13:14 | かまい過ぎ? | comments(0) | - |
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