東京国立にある出張訓練WANLOVE代表トレーナー渡辺のコラム集です。
行動範囲の制限

良くご相談頂く内容に「トイレを覚えてくれない」や「お部屋の中で一向に落ち着いてくれない。」等のご相談を受けます。
この問題は多くの人が室内で犬を飼うのだから・・と家に連れてきて、なんのルールも教えないままに部屋の中での自由をいきなり与えてしまうところから始まっています。考え方としてはこうです。
まず、ペットショップから来た子ならば、あの狭いガラスのケージを仮に3畳間だと考えます。このなんとも狭く、お散歩も飼い主さんとの楽しい遊びも無い状態から、お部屋の中に組んだサークル(6畳ワンルーム、お散歩、遊び付き)にまずは引越しをして来た、と考えます。
この時点では自由に行動出来る範囲は広がってますよね?当面はこの状態でおとなしくしている事、人が食事していようが、お客さんが来ようが、家族皆で楽しく語らっていようが、いい子にしていられる、サークルの中にあるトイレできちんとおしっこ、うんちが出来る、という状態まで行った時点から、だんだんと自由に行動できる範囲を広げて行ってあげます。
自由な状態できちんとトイレに行けるかどうか?というところもひとつのポイントです。この状態を確立させてから部屋で放すのと、何も知らずに部屋で放すのでは雲泥の差が出ます。
多くの人はサークルに入れておく事を「閉じ込めてかわいそうだ!」と感じて嫌いますが、そこに(サークルで)おとなしくしている事を褒めてあげる。これこそが何よりもしたいことなのです。おやつをあげてもいいです。
とにかくそこに居て、いい子にしている、もっと言えば、家の中は運動場ではないので、部屋ではおとなしく、ドッグラン等、十分に遊んでも良い場所では思い切り遊んでもいいものだ、と犬自身にon/offの切り替えが出来るようにしむけてあげるのが、最大のコツです。
これが、順序が逆転して、騒がしいから、イタズラするからサークルに入れる、ではサークルの中は閉じ込められるイヤな場所にしかなりません。そうでなくても犬は1日18時間は寝る生き物なので、どこで寝ているのか?というだけの問題です。
上手にサークルやケージを活用していけば、特にトレーニングなど行わなくとも、自然に良い子に育って行きます。どうしたら(どういう行動をとったら)褒めてもらえるのか?犬に選択させてあげるのがいい子に育てて行くコツです。子犬を現在育てられている飼い主様、頑張って見て下さい。閉じ込めてるんじゃないですよ〜。褒めてあげるための行動範囲の制限ですよ。

 

2004/05/27

posted by 渡辺元規 | 13:23 | 行動範囲の制限 | comments(0) | - |
Search this site