東京国立にある出張訓練WANLOVE代表トレーナー渡辺のコラム集です。
犬の身体作り

皆さんはどのように運動管理をされていますでしょうか?
我が家では通常の歩く散歩に加え、自転車で並走させる引き運動、ボールやフリスビーを追いかけて走る自由運動を行っています。
散歩は人の歩くペースで移動しますので運動欲求の高い犬によっては少々物足りないかも知れません。また股関節や膝に問題を抱えている子はまず体重管理が最も重要ですが、関節を補わせる為に筋肉を付けてあげることが非常に大切です。
とはいえ、普段運動をあまり行わない子はいきなりフリーで感情の赴くままに走らせるのは故障の原因となりかねません。
僕が行うのは段階的に運動を入れて行きます。
先に書いた様にまずは体重管理ありきです。
適正な体重に置いて、まず行うべきは綺麗に足を運ばせ、均等に筋肉を付けてバランスを整え、持久する筋肉やスタミナを付ける引き運動を行って行きます。
引き運動を行う際に注意するの”思い切り走らない”事です。通常自転車で移動するスピードよりも少し遅い程度、犬のサイズによりますが、ウサギが駆ける様な状態ではなく、速歩(四肢が綺麗にクロスして速く動かしている状態)をキープして走らせます。
通常の散歩で人の歩様に合わせて歩くと、人と犬では歩幅が異なり(前脚と後脚の位置の関係から犬の歩幅の方が広い)どうしても可動域が狭くなりがちで、しなやかな関節も長年の歩様で硬くなりがちです。
この関節の可動域を足(特に後脚)を伸ばして動かすことを意識して走らせ、強靭でスタミナのある、壊れにくい足作りを目指します。
さて、充分な引き運動で基礎が出来たところで瞬発する筋肉と柔軟な筋肉を作る為、自由運動を行って行きます。
理想は丘などのアップダウン、下がデコボコな地面を自由に走らせますが、なかなかそう上手い場所はありません。
ボールやフリスビーを追いかけさせ、感情を爆発させる様に夢中で追い、走らせます。
この場合の足運びは個々の犬の癖で走りますが、瞬間的に反応して動く筋肉を強化して行く為、あまり細かな足運びは気にする必要はありません。
動くものに対して瞬間的に反応する身体、その反射に対しても痛めない身体作りをして行きます。
自由運動に際して気をつけたいのは水分補給です。運動の最中に沢山水を飲ませると胃捻転や腸捻転の原因になります。水を与える際は少し口を潤す程度に留め、運動後にしっかりと水分補給を行います。
また運動に際しては呼び戻せる事、興奮時の犬をコントロール出来る事が事故防止において非常に重要になります。しかるべき場所で運動を行う事を心がけて下さい。
これから気温が下がるごとに運動時に外気によって体温を下げやすくなります。
つまり動く子にとっては運動によって上がった体温を呼吸によって取り込む外気で効率良く冷やして行ける為、スタミナ/運動欲求のある子にとっては冬場が最高の運動シーズンになります。
基本的な考え方は秋〜冬、春先にかけて充分に運動を入れて、運動量が落ちる夏場を乗り切る体力をつけるイメージです。
犬の生活において運動/食事/休息のバランスが取れて行く事が健康な生活を維持して行く為の重要な基礎となります。

posted by 渡辺元規 | 14:54 | 犬の身体作り | comments(0) | - |
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