東京国立にある出張訓練WANLOVE代表トレーナー渡辺のコラム集です。
セラピー犬と訪問活動

老人ホーム等への訪問活動、WANLOVEでもお伺いさせて頂く施設は変わりながらも開業初期から12年ほどお伺いさせて頂いております。
最初にお話を頂き、お伺いさせて頂いていた施設では犬と触れ合った際の入居者の皆さんの反応や変化のデータを取りたいとの事で全15回を2年半ほどお伺いさせて頂きました。
参加される方はほぼ皆さん寝たきりの状態、会話を交わせる方がほとんどいない中での訪問活動でした。
会話を交わせ、楽しく触れ合う…というよりは手を取り、手を添え、犬に触れて頂く様な形でしたが、それでも職員の方々のお話では明確に変化が現れ、普段施設内でのイベントには一切参加されない方でも犬が来る日は希望してご参加下さったそうです。
現在訪問させて頂いている施設は皆さん楽しく会話が出来、意思の疎通が出来る方々がご参加下さっていますが皆さん隔月の訪問を心待ちにして下さっています。
どうしても犬の負担を考えると短い滞在にはなってしまいますが、犬と暮らしたくても叶わない状況の方々にとってはかけがえのない時間になっているそうです。
近年トレーニングをご希望されるお客様からも、出来ればのち、訪問活動が出来る様に育てたい等のお話を頂く事も増え、社会的に認知もされていますが、来て欲しい施設と訪問活動を行っている団体等の数が合わず、なかなか全ての施設にご希望通りお伺い出来ないのが現状です。
僕らの様に犬を通じて仕事をさせて頂き、生活させて頂いている立場としては何らかの社会貢献や還元して行く活動は結果として犬の地位向上、社会的役割を認識して頂く非常に重要な活動だと考えています。
昨今、専門学校などでもアニマルセラピーの学科が作られたりしていますが、それを生業として生活して行くのは非常に困難な状況にあります。
基本ボランティア活動であり、利益を出す活動ではないからです。
近年施設で少しずつ行われている、保護犬を施設内で飼育し、入居者の方が共に暮らし、触れ合えるスタイルはセラピー活動、保護活動、双方に大きなメリットがあり、ここにプロの手が入り、犬達の管理のお手伝いが出来れば理想的な形が形成出来るかと思います。
この様な活動/形が一般的となり、社会に認知されて行く事でより社会の中で犬の担う役割が再認識され、犬の地位向上に繋がって行く事を切に願います。

posted by 渡辺元規 | 15:02 | セラピー犬と訪問活動 | comments(0) | - |
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