東京国立にある出張訓練WANLOVE代表トレーナー渡辺のコラム集です。
問題行動に至らない様に注意すべき点

今回のコラムは会員の方からのリクエストで、犬を迎えた際に問題行動に至らない様に注意すべき点、というお題を頂きましたので、このあたりのお話で進めようと思います。

まずポイントになるのは修正より予防する方がたやすいという事です。
癖の様に習慣化した悪癖を修正するのと、面倒な事にならない様に育てて行くのでは手間のかかり方が全く違います。

個々の問題行動に対して、この場合はこうして、あの場合はこうして…と個々の対応を考えるのではなく、効率の良い学習方法とは失敗する確率を下げ、成功する確率を上げるだけの作業です。

その為には犬の過ごす環境を整えなければならなかったり、人の関わり方を考えなければなりません。

イタズラをしたり、トイレを上手く成功出来ないとわかっているのに室内でフリーにして放置しておけば失敗する確率を上げているだけです。
犬が覚えない。犬が失敗すると人は捉えがちですが僕は人が失敗する機会を与えていると考えます。
成功体験が積み重なれば、それは習慣化して十分学習された行動として定着します。

その成功体験を積み重なさせる為には人が頭を使って成功する環境を整える必要があります。

また構わないと言うことも非常に重要です。
僕は良く、犬は構わないだけでびっくりするほど落ち着いた良い子に育ちます、楽で確実ですよ!とお話します。
構われずとも落ち着いて過ごせると精神的にもぐっと落ち着いて行きます。
常に接触していないと、常に構ってもらわないと落ち着かない様では犬に常にストレスがかかっている様な状況です。
人がいようが、いまいが、構われないとしたらそれが日常になり、日がな一日をリラックスし落ち着いて過ごせる犬へと成長して行きます。

また構わないと言う事は裏を返せば構う(接触)するときに何をするか?と言う事でもあります。

犬が落ち着いて静かにしているから散歩に行く。
犬が落ち着いているから撫でる。
犬が落ち着いているから遊ぶ。
などが繰り返されればはしゃいで興奮して要求するより、落ち着いて静かにしていた方が効率良く良い事が起こる。という学習が成り立ちます。

感情のあり方に関係無く(嬉しかろうが、怒っていようが、悲しかろうが)興奮させる事は避けた方が無難です。
落ち着いている状態で話がきちんと聞ければ段階的に興奮させて行き、興奮もコントロール出来る様に持って行きますが、日常に置いて興奮させて良かった!と感じる事はほぼないはずです。
感情も行動も両極に振れるとコントロールは難しくなります。
刺激が多くても、静かな環境でもなるべく感情は常にフラットである様に意識していた方が後に楽に繋がって行きます。

成功させる事、構わない事と大事なポイントを挙げましたが、実際問題、楽ですよ!と言いつつ、やりにくいのは構わない事です。
何しろ皆さん、構おう、楽しもうと思って犬を迎える訳ですから。

ルール作り、良い習慣を形成するコツはやりにくい事を先に成り立たせ、後で楽しむ事です。
何しろ問題が起きなければフリーで過ごさせたり、ベタっ可愛がりしても何も問題無い訳ですから。
上手な環境作りと関わり方〜過ごさせ方で楽しい犬との生活を構築して下さい。

posted by 渡辺元規 | 15:11 | 問題行動に至らない様に | comments(0) | - |
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